令和4年第2回鹿角市議会定例会一般質問 ⑨
8 かづのパワーの経営を安定させるための対策について
事業の意義はあるものの、顧客である市有施設の電気代負担が約700万円増加する上、
かづのパワーの利益も減る。かづのパワーの経営を安定させるため、今後どのような
対策を取っていくのか伺う。
(市長答弁)
かづのパワーの経営安定に向けた対策につきましては、
まずは、かづのパワーの事業を積み上げていくことが肝要であると考えており、
そのためには安定した価格で電源を確保することが重要課題でありますので、固定価格
買取制度を活用しない地域の地熱・水力発電から総体契約で電力を購入できるよう、
市としても発電事業者と交渉を進めてまいりたいと考えております。
また、新たな電源の確保を進めるため、来年度策定する地方公共団体実行計画の
中で、どこに、どの種類の再エネを、どの程度導入するかといった再エネ導入目標を
定め、市内のさらなる再エネの導入と、かづのパワーの電源確保への協力を促して
まいります。
そのうえで、経営安定のためには、確保した電源をフルに供給することが重要である
ことから、顧客の確保に向け、市といたしましても、かづのパワーへの電気切替えが、
市内の再エネ電気の循環につながり、ひいては電気価格の安定した地域の実現につなが
ることを啓発してまいります。