令和4年第2回鹿角市議会定例会一般質問 ②
1 市長の市政運営について
②市長のカラー(公約・政策)が未だ予算化されていないが、新年度の予算では
どの様な施策が予算化されているのか伺う。
また、先の市長記者会見(2月15日)での予算説明会の中で、
「明らかにおかしいと思う事業がいくつもあり、そうしたもの
は計上していない。効率的、公平さが欠けている予算は全部やめた」との事。
それはどのような予算であったのか具体的に伺う。
(市長答弁)
公約の予算化につきましては、
市民や地域との対話をさらに充実させるため、「いつでも市長室」を継続すると
ともに、新たに、地域づくり協議会等を単位とした「地域づくりミーティング」を
開催いたします。
また、人口減少対策といたしまして、妊産婦の不安解消を図るため、産科医などの
医師確保策を強化するほか、検診・出産準備に要する費用支援の拡充、福祉医療制度に
おいて所得制限の撤廃と自己負担の無料化を実施するなど、子供を産み育てやすい環境
のさらなる向上を図ります。
観光振興については、十和田湖をはじめ、県内に伝承される八郎太郎三湖物語に
焦点をあてたシンポジウムやイベント開催し、広域連携による新たな取り組みを
実施してまいります。そのほか、全市域をフィールドとして本市の歴史・産業・文化等
について学ぶことができる鹿角キャンパス構想推進事業や、十和田図書館整備事業など
により、「学問のまち」として十和田地区にもスポットを当てながら、品格と風格の
あるまちづくりを推進する予算としております。
一方で、費用対策効果を見極め、市民の理解を得ることが困難であると判断して
予算計上を見送った主な事業は、「湯の駅おおゆ」の飲食スペース増床にかかる改修
工事と、「国立公園八幡平魅力アップ事業」の構想に基づくアクティビティ施設整備
にかかわる支援事業であります。
総合計画の実現に向けて、施策を推進していくうえでは、絶えず、真に市民のために
必要な事業であるかを見極め、説明責任が果たせるかという視点が重要であると考えて
おり、こうした考えのもとで、新年度予算の編成で、必要な見直しを行っております。