令和4年第2回鹿角市議会定例会一般質問 ⑦
6 耕作放棄地について
耕作放棄地は、そばの里づくり等で減少はしてきているが、カヤ、雑草等、とても
再生不可能な田畑が多くなってきている。地主との関係もあると思うが、植林等で
山の再利用は考えられないのか伺う。
(農業委員会会長答弁)
宮野和秀議員のご質問にお答えいたします。
耕作放棄地につきましては、
これまで、そばの作付けなどにより農地が活用されることで、耕作放棄地の発生防止の
一助となっております。しかしながら、農家の高齢化や後継者不足などにより、所有者
不明農地も散見されて来ております。
国の方針では、農地の長期的利用に関する対応を定め、利用方法については段階的に
検討を行うべきとしており、農地としての維持が困難で、かつ、鳥獣緩衝地帯等の利用
も見込めない場合は森林としての利用を提唱しております。
また、新年度に向けた、国の予算案の中では、耕作放棄地への植林等に対する支援策
が拡充されると伺っております。
こうした国の支援事業を実施する際には、農地転用の手続きが必要となりますが、
「当該農地が再生利用困難とされる荒廃農地」であり「隣接する一団の営農地がない」
場合で、かつ、「農地法の規定」に合致する場合には、耕作放棄地への植林に関する、
農地転用の許可は可能なものと考えております。
農業委員会といたしましては、今後とも、耕作放棄地に関する制度・施策などの情報
収集に努めてまいります。